花の季節
庭の花が咲いている
冬場はただの雑草にしか見えなかった
そんな草が 6,7輪の花を咲かせ始めている
名前は知らない
薔薇も 輝く季節
弱々しい 取り残された 薔薇にも 一輪の花
生きている証だね
薔薇の花も 2,3日で枯れてしまう 短い命、、、
役立たずと思った草も花をつけた なんのため、、、
そう 蝶や蜂たちをあつめて 子孫につなげなくっちゃね
ぼんやり眺めていると
白い蝶が飛び立った
おーい お前も がんばれよ
うんしょ
なにげない 君の仕草が おかしくて
うんしょ、うんしょ、と階段をあがる君
声出すほどでも ないと思うけど
気合を入れているのかな
さあー、わかんないけど とても可笑しい
もう20年も一緒に居るんだよね
僕らがどうなってゆくのか分からない
でも、うんしょ、って言ってれば大丈夫
きっと
なにげない日々
道路沿いで お母さんは待っている
午後4時半すぎぐらい
友愛みどり園 に通うこどもが乗っているバスを待っている
いつものこと 毎日の光景だ
お母さんは 時々 時計を見ている
遅いなと思ってるんだろうか
傍らを 何台もの車が 通り過ぎてゆく
お母さんはうろうろして 時間を持て余す
遠くのバスが見えてくる お母さんは手を振っている
お帰りの時間 バスの到着だ
運転手さんにお礼をしながら お兄ちゃんとの再会だ
服装を整えながら 家へと二人で帰ってゆく
二人とも ほっとしているんだよね
朝に心配しながら送り出して 夕方の帰りを待つ毎日
雨の日も 風の日も
こんな日々の中にも 小さな幸せはあるだろう
二人にとって とても とても 大切な時間
夏色のスケッチ
朝日が昇ればさあ出てゆこう
銀色に輝く海 眩しい夏のひととき
水着に着替えたら 飛び込もう この海に
夏の日差しと きらめく水のしずく
でも 眩しいのは 夏の太陽じゃない
波打ち際 はじけるカラダ
ためらうことを知らず 燃え尽きることのないココロ
今を楽しむために 生まれてきたと分かる
その瞬間が とても大切なのさ
ためらうことを知らず 燃え尽きることのないココロ
青春のエネルギーは 時を惜しんで 今を楽しんでいる
夕陽が 空を真っ赤に 染め上げる
その時まで
小田和正に想う
小田和正のライブビデオを見ながら書いている
泣けてくるのは
小田和正の歌のせいか 自分の感情のせいか
でも 優しい人だよね 小田和正は
僕の大好きな YES-NOも 聴けた
大胆に心の揺れを 歌った曲のような気がする
多分、喜怒哀楽なんか 実体はどこにもなくて
心の揺れようで いくらでも変わるもの
そう書いているうちにに Hello,Helloになった
この世の真実は すべては変わってゆくこと
おおきな宇宙の中では ありんこにもならない存在だよね 僕らは
だから ひとつひとつの瞬間が 大切なんだ
生きる
マヤ文明が滅んだ理由は 良く分からない
モアイ像のあるイースター島も謎が多い場所だ
でも、何回か幾つかの文明は滅びて
多分、人間以外の高度生命体もいたんじゃないか
そう思っても 不思議じゃない
僕らは恐ろしいくらい小さな確率で生きていて
宇宙の変異現象でも起これば壊滅してしまう存在
そんな時、キミは熱心にウインブルドンを見ている
キミが幸せならば それでいいさ
持続可能な社会とか 再生可能エネルギー とか巷でうるさいが
地球の資源も有限なんだよね
人口が増えて それなりにいろいろ消費して 地球は削り取られてゆく
なくなるのは だいぶ先の話だからと 気にならないのか
そんな時、キミは熱心にウインブルドンを見ている
キミが幸せならば それでいいさ
だけど キミもボクも有限だよね
時代の1コマとして 一緒にテニスを見たりしている
キミの好きだったエナンも引退してしまったし
フェデラーやナダルだって 年齢には勝てなくなるさ
だけど 今より 若いときはないんだ
だから
Happy Birthday to you and me.
素敵なママ
とても素敵な 背負子姿の若いママ
きみもお母さんに おんぶされてたのかな
背中で眠る赤ん坊 首が折れそうだけど 大丈夫?
お兄ちゃんもつれて 買い物に行くところ?
大変だよね
嗚呼 そんな時があったよね 僕らの子供たちにも
おしめ替え 泣いたり、ミルクや離乳食で困ったり
寝付が悪くて 夜の散歩に出かけたり
病気ではらはらしたことも
若いママ 見守ることはできないけれど
素敵と思う 赤ん坊を育てているきみ
世代をつなぐ 母親
素敵なママ
花火
夏祭り もうすぐ花火がはじまる
夏のカーニバル ハイライトだよね
浴衣姿の 若い娘が まぶしい
みんなが 笑いあふれる ひととき
地べたに シートをしいて 座ろうか
ほら もう 最初の花火が打ち上げられた
屋台でなにか買っておいでよ
僕はビールでのんびりしてるさ
やきそばや たこ焼きも たいした味じゃない
分かってる 皆が残したいのは メモリー
一瞬の花火がきれいなのは
その後ろに 沢山の 思いがあるから
本当は 今日見たかったのは 花火じゃない
キミや子供たちの笑顔だよ
笑顔は 最高なもの
大きな花火を 見上げて 笑っていれば良いのさ
過ぎ去りし夏
あぶら蝉が姿をけした
とんぼもいなくなった
死んだ虫に 蟻たちが集まっている
風鈴は もう役割を終えようとしている
夕暮れ時は すずしさを増し 空は透き通る
もう暑い季節は戻らない
はしゃいだ季節は戻らない
今夜は手をつないで 眠ろうか
浜辺で拾った 白い貝殻を 枕元に置いて
僕ら 手をつないで 眠ろうか